平成22年12月1日、HMBAでは韓国から来賓を迎えました。韓国企業サムスン・グループのテーマパーク「エバーランド」から来日された、パク・ヒュンジョン常務(リゾート・マーケティング部)、キム・ウンギュン次長(グローバル・マーケティング・チーム)、そして通訳としてイ・ジュンウン女史の3名です。HMBA「ホスピタリティ・マネジメントプログラム」の「ソウル・済州島国際研修プロジェクト」に参加した15名が、3つのグループに分かれてエバーランドの日本人誘致策に関するプレゼン・コンペを催すにあたり、一団はその審査員として来日されました。
「ソウル・済州島国際研修プロジェクト」は、山内弘隆教授、妹尾堅一郎客員教授、岡本純也准教授の引率のもと、8月24日~31日の7泊8日の行程にて実施されました。ソウルから南東にバスで約1時間、龍仁の街郊外にある巨大テーマパーク「エバーランド」を実地視察し、帰国後に誘致策の提言をまとめることが最大の目的です。本研修では、そのほか、日本政府観光局ソウル事務所や韓国観光公社への訪問、サムスン電子広報館の見学、成均館経営大学院の学生との交流なども組み込まれ、われわれ参加者にとって貴重な体験を味わうことができました。また、ソウル、済州島で宿泊した新羅ホテル(サムスン・グループ)の格調高さも忘れられません。
本研修の実現にあたっては、マーキュリー会の会員であるチャン・ヒョクジュン氏(HMBA6期・現日本サムスン広報担当)に多大なるご尽力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。なお、一橋大学佐野書院で催されたプレゼン・コンペは、研修帰国後3ヶ月かけて練り上げられた各グループの熱い発表の戦いとなりました。みごと最優秀賞に選ばれたグループのメンバーには、賞品として、サムスン製最新デジタルカメラがひとりずつ渡されました。パク常務からのご挨拶では、「生まれ変わったエバーランドを必ず見せる」との力強いお約束をいただき、参加者のひとりとして、近い将来、われわれ15人の掲げた提案が少しでも反映された新しいエバーランドの姿を見られることが楽しみであります。(11期 志田)